【EV】日産が開発中SUVタイプ電気自動車の価格は45,000ドル!?

掲載日:2018年10月22日

電気自動車(EV)の世界にも、じわりとSUV化の波が来ているかもしれません。EVではありませんが、三菱自動車の販売するプラグインハイブリッド車(PHEV)である「アウトランダーPHEV」は2013年の発売以来ロングセラーとなり、他に、BMW X5やMINI Crossover PHEV、ポルシェ カイエンS E-ハイブリッド、Volvo XC60 T8 Twin Engine AWD、RANGE ROVER SPORT PHEVなど、複数のSUVタイプPHEVがこれまで市場投入されています。

その一方、電池のみで走行する純EV(BEV:Battery Electric Vehicle)分野ではこれまで、テスラ「モデルX」が日本国内で購入できるSUVタイプEVでした。その後、先日のGoGoEVコラムでも取り上げた、ジャガー「I-PACE」の発売が開始されています。
これに加え、新たに日産自動車から、SUVタイプのEVが発売される可能性があると、米国のクリーンテック専門情報サイト「CleanTechnica(https://cleantechnica.com/) 」が今月7日付けのスクープとして伝えています。

○GoGoEV関連コラム:
-【EV】ジャガー初の電気自動車「I-PACE」をテスラ「Model X」と比較する(掲載日:2018年10月5日)
-【EV】加速するルノー・日産・三菱アライアンスの電動化戦略(掲載日:2018年4月23日)
-【東京モーターショー2017】日産自動車が提案する電動自動車(掲載日:2017年11月17日)
-電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド(PHV/PHEV)自動車のまとめ(更新日:2018年4月13日)

CleanTechnicaによると、日産自動車が開発中のSUVタイプEVは、航続距離が220マイル(350km:米国基準)になり、目標とする発売価格は45,000ドル(495万円:1ドル=110円換算)とされているとのことです。新型日産リーフの航続距離が、米国EPA基準で約150マイル(240km)であることを考えれば、新型リーフのおよそ1.5倍の航続距離となることが予想されます。また、日本国内JC08モードに換算するとすれば、500km以上の航続距離として表示される可能性もあります。

他に試作車の情報として、運転席の前にナビゲーションの入力画面があり、運転席から助手席中央程度まで、フロントガラスの横幅全体で表示される構造となっているとのコメントもあります。内装についても、インフィニティ(日産の高級車ブランド)で見られるような高級感のあるもので、現代的なイメージに仕上がっているとのコメントもあります。

この情報を聞くと、2017年の東京モーターショーで展示されたSUVコンセプトカー「iMX」のようなスタイルがイメージされますね。

▲日産iMX

また、自動車の大きさについては、レクサスRXと似ているとのことで、iMXとレクサスRXを比較すると、何となく似ている部分もあると言えるかもしれませんね。

▲日産が開発中のSUVタイプEVに大きさが似ているとされる「レクサスRX」(出典:トヨタ自動車ウェブサイト)

ところで、CleanTechnicaの記事内でも触れられている通り、日産が開発中のSUVタイプEVがいつのタイミングで発売されるかによって、どの程度売れるか左右されると、筆者も考えます。
と言いますのは、2019年頃から、メルセデス、AUDIと、相次いで、SUVタイプEVを高級車SUV市場で発売を開始すると見込まれており、2020年以降の発売であれば、220マイルの航続距離といえども、目新しさが減ると思われるからです。

▲2019年に発売が予定されているメルセデスのSUVタイプEV「EQC」


▲2019年に発売が予定されているAUDIのSUVタイプEV「AUDI e-tron スポーツバック」

さらに、PHEVタイプのSUVは各社が相次いで市場投入しており、プラグイン車という分野においてもEVとPHEVの選択が比較的自由に行える環境が整い始めました。消費者として選択肢が増えることは有難く、今後、EV・PHEV業界全体がさらに盛り上がることを期待したいと思います。

●参考ウェブサイト:
-Scoop: Nissan Electric SUV Price Target = $45,000(CleanTechnica)
-The NEW EQC(メルセデスウェブサイト)
-Audi e-tron Sportback conceptAUDIウェブサイト)

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